アナログIC設計は、今もトランジスタを1つずつ設計する作業です。各デバイスのサイズと配置を決め、各配線を引き、レイアウトと回路図が同じ回路であることを継続して検証します。
手作業が残るのは、デジタルフローでは抽象化される要素がアナログIC設計では重要だからです。トランジスタのマッチング、すべての配線、アナログレイアウトが加える抵抗と容量が影響します。バンドギャップリファレンスやPLLは、回路図シミュレーションでは良好でも、抽出した寄生成分を組み込むと仕様を満たさないことがあります。
そのため、テープアウト前には、レイアウトをファウンドリのルール(DRC)および回路図(LVS)と照合します。寄生成分を抽出してシミュレーションし、さらにプロセスばらつき全体で設計を評価して歩留まりを確認します。レビューで見つかった不一致はレイアウト修正で済みますが、シリコンで見つかると再試作が必要です。SilvacoはGateway、Expert、SmartDRC/LVS、Hipex、Jivaro Pro、Viso、PEX Certify、VarManに加え、回路シミュレーション分野のSmartSpiceとSmartViewでこれらの検証をカバーします。