太陽電池、導波路、LEDのオプトエレクトロニクス・シミュレーション
配信開始日: 2020年4月24日
本ウェビナーでは、時間領域におけるシルバコの光学シミュレーション機能、すなわちFinite Difference Time Domain (FDTD) 手法の概要をご説明します。FDTDは、様々なソース構成を使用することで、任意のデバイス構造や材料をシミュレーションできるという汎用性の高さゆえに、TCADで幅広く使用されています。光集積回路に加え、照明、ディスプレイ、光センサ・アプリケーションの進歩により、近年この手法への関心が高まっています。ここでは、太陽電池、導波路、LEDなど実際のアプリケーションをもとに、FDTDシミュレーションの機能、設定、出力を説明します。さらに、光学を電気的シミュレーションと組み合わせる方法も示します。最後に、パフォーマンス最適化およびFDTDにより生じるトレードオフについて取り上げ、シルバコのOptics Libraryが提供するもう一つの光学手法について説明します。
内容:
- FDTDソルバ実装の主な要素
- FDTDシミュレーション実行に必要な入力デッキの設定方法 (メッシュ、境界条件、ソース・パラメータなど)
- 外部ビーム源の光伝播を2次元および3次元でシミュレーションする方法
- デバイス内部の点光源からの光放射を2次元および3次元でシミュレーションする方法
- 光出力を観測および解釈する方法
- オプトエレクトロニクス結合のシミュレーションで重要な点
プレゼンタ
Slim Chourou博士は、シルバコのSenior Software Development Engineerです。幅広い種類のオプトエレクトロニクスおよびフォトニクス・アプリケーションのシミュレーションで使用する光学ソルバ・ライブラリおよびソフトウェア・ツールの開発や実装を取りまとめています。Chourou博士は、2014年、シルバコに入社する以前、米国カリフォルニア州バークレーにあるローレンス・バークレー・ナショナル・ラボラトリーのComputational Science Divisionで博士研究員として、材料の特性解析を行う高性能シミュレーション・ソフトウェアを開発していました。
[日本時間]
開催日: 2020年4月24日
配信: オンライン
開催時間: 2:00-3:00 JST
言語: 英語
対象
半導体光学デバイスを設計、最適化するソリューションを求めている研究者、エンジニア、マネージャ