Learn How to Improve TFT-Based Flat Panel Designs with the Unique SmartSpice 4-Terminal TFT Model
配信開始日: 2022年5月8日
現在市場にある多くのTFT技術は、4端子デバイスをベースにしています。これに対し、他社製の SPICE シミュレータは、3端子TFTのコンパクトモデルしかサポートしていません。3端子TFTコンパクトモデルを使って4端子TFTデバイスをモデリングすることは可能ですが、このシナリオは理想的とは言えず,モデリングチームの負担となり,設計チームの制限要因になり得ます。FPDベンダーが独自に4端子TFTコンパクトモデルを開発し、CMI(Custom Model Interface)技術を使ってSPICEレベルでシミュレーションを行うことも考えられますが、そのような専門知識とリソースを持つベンダーはごくわずかです。
本ウェビナーでは、SmartSpiceの4端子TFTコンパクト・モデルについて説明します。市場でもユニークなこのコンパクトモデルの特徴と、モデリングチームと設計チームの双方にもたらす自由度の一部をご紹介します。このモデルは非常に適応性が高く、お客様には、アモルファスシリコン、ポリシリコン、有機、金属酸化物TFT、LTPS 、LTPO、フレキシブルディスプレイなど、あらゆる技術に基づくデバイスのシミュレーションにご採用いただいています。SmartSpiceのユニークな4端子TFTモデルを採用することで、FPDチームは他のシミュレータにはない方法で設計の品質を向上させることができます。
内容
- シルバコ社のSmartSpiceにおける4端子TFTコンパクトモデルの概要
- 4端子TFTコンパクトモデルの実際の使用方法
- 多様なディスプレイ技術のサポート
- 開発全体の生産性と精度の向上
プレゼンタ
Jody Matos博士は、ソフトウェアおよびハードウェア設計の研究開発に情熱を注ぐコンピュータ科学者です。現在は、Silvaco, Inc.の Senior Manager として、EDAツールの最先端の研究開発やビジネス関連のプロジェクトをマネージメントしています。現在は、主にアナログ、デジタル、ミックスドシグナルのIC設計における回路シミュレーションと解析を担当しています。Matos博士は2018年にNangate社の買収の一環としてSilvaco, Inc.に入社し、レイアウト自動化やスタンダードセル・ライブラリのキャラクタライズ・ツールの研究開発を行っていました。
Matos博士は、ブラジルのリオグランデドスール連邦大学(UFRGS)でコンピュータサイエンスの博士号を取得し、同大学でマイクロエレクトロニクスの修士号を取得しています。コンピュータサイエンスとマイクロエレクトロニクスの両方の知識を組み合わせた30以上の研究論文と特許出願を共著しています。Matos博士はまた、設計自動化の分野でいくつかの国際会議の技術委員会の委員も務めています。
対象
ディスプレイ設計者、アナログ回路設計者、CADやSoC設計エンジニア、回路シミュレーション分野のプロダクトマネージャやエンジニアリング管理者、回路シミュレーションを初めて学ぶ学生。
[日本時間]
開催日: 2022年4月29日
配信: オンライン
開催時間: 2:00-2:30 JST
言語: 英語