Octalシリアル・フラッシュ・キャッシュを使用したエッジデバイスでのメモリ性能の向上
配信開始日: 2018年12月19日
本ウェビナでは、代表的なIoTシステム上でマイクロプロセッサ・コードを格納、実行するために利用可能な各種ソリューションについて考察します。性能を損ねることなく消費電力、コスト、複雑さを軽減することは、IoT設計者の役割です。内部RAMを最小限に抑えること、ピン数を削減することが、チップの消費電力を低減するための2つの基本的な方法です。重要な性能指標は、マイクロプロセッサが命令にアクセス、実行できる速度で、この速度はシステム・メモリ・アーキテクチャにかなり依存します。数年前、不揮発性メモリ・メーカはIoT市場に対応するため、デファクトスタンダードの4線式SPIを介してアクセス可能なLow-Pin-Countフラッシュ・メモリを提供し始めました。最近では、多種多様なSPI (Dual、Quad、Octal) を実装し、ピンの追加という代償を払ってデータを並列処理することにより、性能レベルの向上を実現しています。本ウェビナでは、現在のIoTシステムで利用可能なシステム・メモリ (NVMおよびRAM) アーキテクチャの選択肢を整理し、それぞれのメリットとデメリットを解析したのち、各種手法の定量的な性能の違いを考察します。
概要:
- IoTシステム・デザインの重要な課題
- コモンIoTシステム・アーキテクチャ
- 魅力的なIoTメモリ・アーキテクチャの重要な要素
- Octal SPI Controller (シルバコ)
- Octal SPI NVM (Adesto)
- FlashCache Controller (ARM)
- 各種例の定量的な性能比較
- 各種システム・アーキテクチャ (x5)
- 各種Cソフトウェア例 (x4)
プレゼンタ
Errett Hogrefeは、シルバコIP DivisionのSenior Digital Design Engineerで、SPI、Quad-SPI、Octal-SPI Controllerを含む、シルバコIPポートフォリオのデジタル・コアを設計、開発、サポートしています。2017年、シルバコによるSoC Solutionsの買収によりシルバコに入社しました。Errettは、SoC Solutionsでの16年間で、デジタル・アーキテクチャ、設計、開発、検証、技術営業、FPGAプロトタイピング、組み込みソフトウェア開発といった幅広い分野を経験し、デジタルIPおよびマイクロプロセッサ・ベース・システムの専門知識を保有しています。
また、エモリー大学で物理学の修士号、サザン・ミシシッピ大学で物理学および数学の学士号を取得しています。
[日本時間]
開催日: 2018年12月19日
配信: オンライン
開催時間: 3:00am-4:00am JST
言語: 英語
対象
低消費電力、高性能IoTシステムの実現に興味をお持ちの設計者、エンジニア、マネージャ