How to Eliminate Image Retention Issues with SmartSpice Flex Modeling
配信開始日: 2022年6月14日
イメージ・リテンションは、ディスプレイ業界における長年の課題です。この問題を効果的に解決するため、あるいは製品への影響を最小限に抑えるために、ディスプレイ・メーカーや家電メーカは、この効果をSPICEレベルでシミュレートする必要があります。しかし、イメージ・リテンションは、市場にある他のSPICEシミュレータではモデル化できない動的なデバイス効果の結果です。
本ウェビナーでは、SmartSpiceのFlex Modelingテクノロジを使用して、イメージ・リテンションの問題をシミュレーションする方法について説明します。シルバコ独自のこのソリューションは、SPICEシミュレーションにおいて、あらゆる動的デバイス効果をモデリングすることができます。このソリューションを採用することで、イメージ・リテンションの問題の根本原因であるヒステリシス効果をモデリングできることを示します。これにより、設計チームはこの問題をSPICEシミュレーションで再現できるようになり、ディスプレイ・メーカーや家電ベンダは、長年ディスプレイ業界を悩ませてきたこの重要な問題を効果的に軽減することができるようになりました。
内容
- イメージ・リテンションのクイックレビュー
- 根本的な原因のより深い理解
- SmartSpiceのFlex Modelingを使用したイメージ・リテンションのシミュレーション方法
- ディスプレイ(または製品のディスプレイ)の品質を向上させる方法
プレゼンタ
Jody Matos博士は、ソフトウェアおよびハードウェア設計の研究開発に情熱を注ぐコンピュータ科学者です。現在は、Silvaco, Inc.の Senior Manager として、EDAツールの最先端の研究開発やビジネス関連のプロジェクトをマネージメントしています。現在は、主にアナログ、デジタル、ミックスドシグナルのIC設計における回路シミュレーションと解析を担当しています。Matos博士は2018年にNangate社の買収の一環としてSilvaco, Inc.に入社し、レイアウト自動化やスタンダードセル・ライブラリのキャラクタライズ・ツールの研究開発を行っていました。
Matos博士は、ブラジルのリオグランデドスール連邦大学(UFRGS)でコンピュータサイエンスの博士号を取得し、同大学でマイクロエレクトロニクスの修士号を取得しています。コンピュータサイエンスとマイクロエレクトロニクスの両方の知識を組み合わせた30以上の研究論文と特許出願を共著しています。Matos博士はまた、設計自動化の分野でいくつかの国際会議の技術委員会の委員も務めています。
対象:
ディスプレイ設計者、アナログ回路設計者、CADやSoC設計エンジニア、回路シミュレーション分野のプロダクトマネージャやエンジニアリング管理者。
[日本時間]
開催日: 2022年6月10日
配信: オンライン
開催時間: 2:00-2:30 JST
言語: 英語