2022 Baseline機能紹介
2022 Baselineソフトウェアが以下よりダウンロード可能になりました。
ソフトウェア・ダウンロード
本リリースには、新製品をはじめ、数多くの新機能追加、品質の向上、およびユーザ・インタフェースの改善が含まれています。
以下に2022 Baselineの主な追加機能をご紹介します。
(ソフトウェアのリクエストやインストール方法については、こちらのページをご覧ください。)
Analog/Mixed-Signal Simulation and SPICE Device Modeling
SmartSpice
- 性能とキャパシティの向上:最大25倍のスピードアップと2倍のメモリ削減を実現
- Spectre®互換モードの改善:新機能とCadence® ADEとの統合性の向上
- SmartSpice RFの改良:シューティング・ニュートンとハーモニック・バランスの強化
- シグナル・インテグリティ・ソリューションの改善:S-Elementのより正確なシミュレーションと、新しいTouchstoneファイル・コンバータ
- 機能の詳細については、アプリケーションノートをご覧ください。” Top 10 New Features in the SmartSpice 2022 Baseline Release“
SmartView
- データブラウザの改善
- 性能 / 使用モデル
- 新しいカスタムフィルタ拡張機能
- 階層/共通モードの改善
- シミュレーションのフォーマットを更新
- TR0アップデート
- Touchstone 2.0対応
- FSDBによるパフォーマンス向上
- コーナーが多いデータ / モンテカルロ法での反復計算
Utmost IV
- トレンド・プロットの機能を大幅に強化(バイアス条件の追加等)
- ラバーバンドでのパラメータ名のフィルタ機能と未入力リミット値の自動追加
- モデルカードとパラメータのインポートとエクスポートの改良
- スクリプトモジュールの機能追加
- Model LibraryのMin/Max列への抽出結果出力
- 新しい4端子TFTモデル: level363
- ASM-HEMT NMOS Quick-Startテンプレート
- 対応計測器の追加とドライバの改善
Gateway
- Cliosoft社 SOSによるデータ管理
- デバイス無効化/短絡のプロパティ
- ViewInfoネットトレースの改善
- クロスプロービングGUIとカスタムプローブのサポート向上
- Shiftキー、Ctrlキーによるコピー名称の制御とアレイペーストの改良
- カスタム回路図チェック
VarMan
- アプリケーション指向の新しいVarManユーザ・インターフェイス
- 新しいアプリケーション・コンテクストの定義: classic,Bench,LibVar,XMA
- 解析リストの簡素化: 分布,コーナー抽出,歩留まり解析
- VarMan Bench:新しいアプリケーション・コンテキスト
- デッキの変更を管理するための新しいユーザ・インターフェイス
- パラメータと温度の変更、ライブラリ・セクションの変更、インクルード・ファイルの変更に対応
- エクスポート機能付き統合ポストプロセッシング・ビューア
Custom IC CAD
Expert
- Cliosoft SOSによるデータ管理
- レイアウト対レイアウト比較ツールのデザインを変更
- 図形分割アルゴリズムの性能向上
- Expert-Cleverインターフェースの改良
- ストレッチと複製ツールの改善
SmartDRC/LVS
- 階層化されたDRCレポート
- プロファイルのサポート強化
- 特定のデザイン/プロセスセットアップのためのプロファイルを作成または使用が可能
- LVSデバイスのパラメータ計算を強化
- ストレス効果とウェル近接
- LVSデバッグの強化
- ダミーフィル機能強化
Hipex
- フィールド・ソルバによる静電容量抽出のための領域分割
- 精度を落とさずに性能を向上
- 静電容量抽出のミックスアンドマッチ
- 領域ごとのソルバ選択(フィールド/ルールベース )
- RC分布のための正確なラダーアプローチ
Viso
- 寄生素子ネットワークに沿ったネット間結合を調査するカップリング・マップ解析機能を追加
- 複数のネット間結合のネット間容量層寄与を表示し、デルタ値を計算する機能
- ピン間抵抗の新しい比較結果表示方法の追加
- ユーザー・エクスペリエンスを向上させた多数のUI変更
Belledonne
- CT計算値と読み取り値の比較オプションの追加
Brenner
- マッチングにピンの順番を考慮するオプションを新たに追加
- DSPFの新しい構文を複数サポート
Jivaro
- gzip圧縮されたファイルをオンザフライで解凍、リダクションするための環境変数の追加
- パワーネットをよりよく考慮するための新しいオプション
- 出力ログならびに統計結果の管理オプションの追加
- フローティングネットの削減の改良
- OAデータベースのマルチフィンガーマージ機能の改善
- リダクションを強化するための多数のデフォルト値の修正
- XMLファイルとのインタラクションを容易にするためのGUI更新
TCAD
Victory Process
- モンテカルロ注入におけるモデル・パラメータをオープン材料データベースに公開
- シリコンへのモンテカルロ注入の校正を、複数のイオン種について向上
- Mi2-フィルタによる注入をサポート
- 高度なソリッド・モデリング機能をProcessモードのシミュレーション・フローに統合
- 不純物拡散中の過渡状態の可視化をサポート
- 不純物拡散モジュールの性能向上
- 大規模レイアウト・デバイスのシミュレーションを高速化するレイアウト縮小機能をサポート
- マスク・レイヤのスムージング機能をサポート
- 応力解析のための複雑な境界条件をサポート
- 3次元応力解析に最適化されたリメッシュのためのインターフェース
- 熱応力解析機能の向上
- 材料パラメータの単位指定、変換をサポート
Victory Atomistic
- 高度なNEGFソルバとpythonで書かれたメタソルバーの組合せをサポート
- 電子-フォノン散乱イベント(音響、光学、極光フォノン)に対応したモード削減技術をサポート
- 独自のモード空間/低ランク近似により、ナノワイヤおよびナノシート・デバイスの超高速結果を実現
- あらゆる種類の材料のDFT-Wannier90バンド構造の読み取りに対応
- Victory Visualによる結果の可視化(バンド構造、バンドプロファイル、状態密度)
Victory Mesh
- 新しい制約付きドロネー・リメッシュと細分化アルゴリズムを搭載
- 新しいコンフォーマル・リメッシュと細分化アルゴリズムを搭載 (2Dのみ)
- Victory MeshでLineステートメントを直接サポート
- 陰関数で表現される形状・メッシュを生成するIntersectコマンドを追加
- cropとsliceにトポロジカル・モードを搭載
- stretchにオフセット・モードを搭載
- ドロネー細分化において除外領域指定のサポート
- Extract3Dの機能追加 – 距離、接触面積、ホットスポット等
- 2Dメッシュから3Dデバイスを生成するspinコマンドを追加
Victory Device
- 有機材料のガウス型DOSモデルおよび拡張ガウス型無秩序移動度モデルをサポート
- 移動度と量子閉じ込めモデルにおける面方位依存性をサポート
- GaN基板リーク電流モデルを搭載
- FDTDによる導波路シミュレーションをサポート
- STT-MRAMデバイスのシミュレーションをサポート
TCADについては以下のSimulation Standard(英語)により詳しい更新内容を 記載していますので合わせてご確認ください。
Simulation Standard