新しいMIPI Alliance I3C V1.1標準規格とは?
配信開始日: 2020年2月28日
現在のモバイル機器には、多種多様なセンサが搭載されており、できるだけ少ない電力で、できるだけ高速に情報を伝達する必要があります。MIPI Allianceは、この要求を実現するために業界のリーダを集め、周辺機器とセンサを接続する新しいインタフェースの標準規格を制定しました。
I3Cは、従来のI2Cインタフェースと一定の互換性を保ちながら、ピン数削減、パフォーマンス強化、消費電力を低減する利点を持っています。2020年1月に発表された新標準規格であるI3C V1.1は、さらに高速な最大100 Mhzのインタフェース速度を実現し、他にもI2CからI3Cへの移行を支援する多くの新機能を持っています。
内容:
- I3C開発の背景
- MIPI I3Cの基本的なシグナル伝達およびプロトコル
- I2CとI3Cの比較
- I3Cの主要機能
- 低消費電力
- ホットプラグ
- 高データ・レート (HDR) モード
- ダイナミック・アドレッシング
- インバンド割り込み
- 共通コマンドコード (CCCs)
- I3Cロードマップ
- I3Cコアのインテグレーション
プレゼンタ
Paul Kimelman氏は、35年間ASICボードおよびソフト・ウェアの設計、構築を行ってきました。Paulは、カリフォルニア大学サンタクルーズ校で学位を2つ取得しています。1つは情報科学、もう1つは生理心理学です。現在は、NXP SemiconductorsでAutomotive Microcontrollers and ProcessorsのPlatform Architectを務めています。それ以前は、NXPでMCU ArchitectureのSenior Director、さらに以前は、Texas InstrumentsおよびARMのSenior Architectでした。
Paulは、経歴のほとんどをMCUおよび組み込みシステムに費やしてきました。ARM ARMv7-M (Cortex-M) の構築以来は、Cortex-MベースのMCUに注力しています。Paulは、MIPI I3Cの仕様化に積極的に貢献しており、2016 Leadership awardを受賞しました。
[日本時間]
開催日: 2020年2月28日
配信: オンライン
開催時間: 3:00am-4:00am JST
言語: 英語
本ビデオは25分程度へ短縮しており、I3C V1.1の更新内容の一部、V1.1で新たに追加または変更された仕様の詳細説明を省略しています。これらを確認される方は下記の字幕なしのものをご視聴ください。
対象
開発中の次世代製品にI3Cを搭載することを検討している、チップ・アーキテクト、エンジニア、プロダクト・マネージャ