TFT、FPDの設計を加速
配信開始日: 2017年5月17日
本ウェビナーでは、シルバコのEDAツールを活用したTFTおよびFPD設計のさまざまな技術の概要について説明します。近年のディスプレイ・テクノロジの発展によって、ディスプレイ設計における回路の機能は拡張し、サイズも急速に大きくなりました。このような大規模な回路の設計およびシミュレーションは、従来のSPICEシミュレータにとって課題となります。このようなアプリケーションには、FastSPICEのようなシミュレータの方がはるかに適しています。本ウェビナーでは、これらのシミュレータが大規模な回路ドメインにおいて有効となる主な特徴をいくつか紹介し、イベント・ドリブンかつマルチレート・シミュレータであるシルバコのSmartSpiceProを用いたTFTベースのディスプレイ・パネルのシミュレーション方法について説明します。続いて、シルバコのレイアウト・エディタ・ツールであるExpertの新機能を使いながら、FPDレイアウトの設計効率の改善について説明します。最後に、大規模なFPDにおける設計初期段階での電圧ドロップ解析技術について説明します。InVar Pri
講習内容:
- Expertレイアウト・エディタの新しいFPD関連機能の概要とデモ
- 改善された等抵抗配線機能
- 3次元RC抽出インターフェース
- OpenAccessにより改善された互換性
- 回路シミュレーションの観点から見たTFTベースのディスプレイ・パネルの主な機能
- イベント・ドリブンのマルチレート回路シミュレーション手法の主な特徴
- シミュレーションのパフォーマンスと精度のトレードオフ
- TFTベース・ディスプレイのシミュレーションにおける課題
- TFTベースのディスプレイ・パネル例のシミュレーション
- 過渡解析
- SmartSpiceの結果との精度比較
- シミュレーションのパフォーマンスと精度の制御
- TFTベースのディスプレイ・パネルにおけるレイアウト設計の主なパワー・インテグリティ問題
- TFTディスプレイの過渡特性と信頼性解析の要件
- レイアウトのみのデータを用いた解析のパフォーマンスと精度のトレードオフ
- TFTベースのディスプレイ・パネルにおける電圧ドロップ解析の課題
- TFTベースのディスプレイ・パネルにおける電圧ドロップ解析の例
- 過渡解析のパフォーマンスおよび精度の制御
プレゼンタ
Gediminas Paulavicius博士は、シルバコのシミュレーション部門におけるSr. R & D Engineerです。シルバコの大規模、イベント・ドリブン、マルチレートSPICEシミュレータであるSmartSpiceProの開発を担いました。2014年にシルバコに入社する以前は、ケイデンス社とシノプシス社にて回路シミュレーション、セルのキャラクタライゼーションおよびスペース最適化に取り組んでいました。Paulavicius博士は、Vilnius UniversityおよびWayne State Universityにて電気工学の理学修士号を取得し、Wayne State Universityにて電気工学の博士号を取得しました。
Andrei Karabelnikau氏は、シルバコのレイアウト部門におけるEngineering Managerです。シルバコに入社して9年になり、さまざまなIC CADツールの開発および管理を担当してきました。また、Karabelnikau氏はBelarus State Universityの数学修士号を取得しています。
Alex Samoylov氏は、スタンダード・セルおよびトランジスタ・レベルの設計におけるパワー・タイミングおよび信頼性解析を含む物理的実装分野において20年以上の経験を持ちます。以前はInvarian社の共同設立者でした。また、EDAに従事していた時期には、さまざまなリーダー職を経験しています。Samoylov氏は、モスクワのNational Research University of Electronic Technologyにてコンピュータサイエンス理学修士号を取得しています。
[日本時間]
開催日: 2017年5月17日
配信: オンライン
開催時間: 2:00am-3:00am JST
言語: 英語