パイオニア・マイクロ・テクノロジー、6インチSi Foundry CMOSプロセス向けにシルバコPDKの提供開始
横浜発 – 2019年7月17日 –株式会社シルバコ・ジャパン(以下、シルバコ)は、パイオニア・マイクロ・テクノロジー 株式会社(以下パイオニア・マイクロ・テクノロジー)が、自社のSi Foundryプロセス向けに0.35umCMOSプロセス用シルバコPDKの提供を開始したことを発表しました。
パイオニア・マイクロ・テクノロジーでは、自社で培われた半導体プロセスの技術を用い、6インチシリコンプロセスのファウンダリを行っています。CMOS、Bipolar、BiCMOSといった各プロセスに、様々な電源電圧の組み合わせが可能です。さらに、RGBカラーフィルター、視感度特性、高速対応など、受光素子も豊富にラインナップしています。
シルバコはパイオニア・マイクロ・テクノロジーが提供するPDKの開発を支援し、シルバコのEDAソリューションをご利用のお客様へ速やかに設計環境の構築をお届けします。シルバコのPDKには、スケマティック・エディタGatewayのためのスケマティック・シンボル、回路シミュレータSmartSpiceをサポートするSPICEモデル、レイアウト・エディタExpert向けテクノロジ・ファイル及びP-Cell、DRC/LVS物理検証ツールGuardian用ルール・ファイル、そして寄生素子抽出ツールHipexのためのルール・ファイルが含まれています。
パイオニア・マイクロ・テクノロジーのプロセス技術部マネージャーである石井邦尚氏は、次のように述べています。「今回、アナログ・カスタム・デザイン・ソリューションに多くの実績を持つシルバコPDKにて、0.35umCMOS用PDKを新たに提供することで、より多くのお客様に当社の6インチシリコンファウンダリを活用して頂けるようになりました。シルバコとのパートナーシップによりトータルでお客様の開発費を抑え、柔軟なファウンダリサービスを展開していきます。」
シルバコのジェネラルマネージャである亀田直人は、次のように述べています。「パイオニア・マイクロ・テクノロジーが提供するSi FoundryからシルバコPDKが提供されることを大変うれしく思っております。シルバコが提供するLSI設計ソリューションにより、迅速な開発スタートをお約束し、光センサーに代表されるパイオニア・マイクロ・テクノロジーが有する優れたテクノロジによって、ハイエンドなセンサーICが開発されることを確信しております。」
概要:株式会社シルバコ・ジャパン
株式会社シルバコ・ジャパンは、1989年に現在のSilvaco, Inc.の日本支社として設立、1995年に日本法人として登記されました。シルバコ・ジャパンは、日本のTCADおよびEDAソフトウェア業界におけるトップ・カンパニーを目指し、技術サポートと営業の強化、研究開発環境の拡充に全力をあげています。本社を横浜ランドマークタワーに置き、京都オフィスとともに充実したサービスを展開しています。
本件に関してのお問い合わせ:
jppress@silvaco.com