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有機半導体向けモデルを用いたOLEDの電気特性・励起子シミュレーション

配信開始日: 2022年12月1日OLEDは、発光層として有機半導体を用いたデバイスで、発光層に注入された電子と正孔の再結合による電気励起で生じた励起子が光を放出しながら失活することで、発光を示します。OLEDの挙動・特性を制御するためには、有機半導体自体の特性はもちろんのこと、電極や電荷注入層、電荷輸送層なども含めたデバイスとしての電気特性への理解も欠かせません。

本ウェビナーでは、デバイスシミュレータ Victory Deviceを用いた、OLEDの電気特性・励起子挙動のシミュレーション機能をご紹介いたします。始めに、基本的な電気特性シミュレーションの背景を説明し、電気特性シミュレーションに必要なモデルやパラメータについて確認します。次に、結晶半導体と有機半導体の違いを簡単に確認したのちに有機デバイスの表現のために実装されているモデルの説明をします。最後に、OLED向けの要素技術を扱ったシミュレーション事例を紹介します。

内容

  1. デバイスシミュレータVictory Device
    1. Silvaco TCADシミュレータ
    2. Victory Deviceによる電気特性シミュレーション
    3. シミュレーションに必要なパラメータ
  2. 有機半導体向け物理モデル
    1. 有機半導体向け物理モデルの必要性
    2. バンドモデル・移動度モデル
    3. 励起子の連続の式、生成・失活モデル
    4. ゲストドーパントのDOS、励起子モデル
  3. 解析事例
    1. 3層OLED + FRET
    2. TADF特性 フォトルミネッセンス失活シミュレーション
    3. 隣接画素間のクロストーク電流

プレゼンタ

株式会社シルバコ・ジャパン
TCADアプリケーションエンジニア 本田 龍之介

本田龍之介は、シルバコ・ジャパンのTCADアプリケーションエンジニアです。2019年にシルバコ・ジャパンに入社して以降、OLEDやイメージセンサ、太陽電池、TFT等の半導体デバイスのTCADアプリケーションのサポートを担当しています。

対象

OLED開発・設計者OLED材料開発・設計者

[日本時間]
開催日: 2022年11月29日
配信: オンライン
開催時間: 13:00-13:30 JST
言語: 日本語

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