Jivaro寄生リダクションによる高精度な高速シミュレーション
Jivaroは、寄生ネットワークのリダクションに特化したユニークなスタンドアロン・ソリューションです。高い精度を維持しつつ、大規模な寄生素子が抽出された回路のポスト・レイアウト・シミュレーションを行うバックエンド検証チーム (SPICEまたはFastSpiceユーザ) のシミュレーション時間の短縮に役立ちます。
Jivaroは、高い精度を維持しつつ、回路シミュレーションを劇的に加速することが証明されており、65nmから7nmのテクノロジ・ノードを取り扱う世界の大手IDM企業やファブレス企業で採用されています。Jivaroは、モデル次数削減 (MOR) を実施し寄生の複雑さを軽減する、特許を取得した数学的手法を応用しています。ルール・ベースの手法とは対照的に、Jivaroはユーザの指示に応じて精度とリダクションのトレードオフが可能です。
Jivaroは、抽出ツールおよびシミュレータから独立しているリダクション・ツールです。フロー、デザイン・タイプ、課題に完全適応し、すべてのケースにソリューションを提供する、リダクションに特化したツールです。
リダクションを最適化するため、Jivaroではデザイン内の異なる箇所に対して、異なるしきい値を適用することができます。また、アクティブ・デバイスのリダクションにより、MOR以上の結果を得ることも可能です。パワー・ネットを含めすべてのネットリストを取り扱うことが可能で、1つのネットに数億以上の寄生素子があるデザインのリダクションも可能です。
特長
- R、RC、RCC、RLC、RLCK、制御電源に対応
- DSPF、SPEF、 SPICE3、HSPICE®、Spectre®、Calibre® View、 OAデータベースに対応
- 温度依存型寄生ネットワークおよびマルチ・コーナ寄生抽出ネ
ットリストのリダクションが可能 - 階層内の選択されたネット、サブサーキットまたはパスによって異なる設定を適用可能
- マルチ・フィンガ・アクティブ・デバイスのマージ
- 負性抵抗に対応
- リダクション・オプションを試行するGUI、またはバッチ実行におけるインライン・バイナリ
- 主なEDAツールに対応
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大規模レイアウト向け寄生容量抽出ルールの精度向上とその確認手法
Jivaro寄生リダクションによる回路シミュレーションの加速