コーデンシ、センサーデバイスの設計にシルバコのFastSPICEを導入

横浜発 – 2018年12月4日 – 株式会社シルバコ・ジャパン(以下、シルバコ)は、コーデンシ株式会社(以下、コーデンシ)が、センサーデバイスの設計にシルバコのFastSPICEシミュレータSmartSpice Proを導入したことを発表しました。

コーデンシでは創業から約半世紀に渡り、ICチップの開発から生産及びセンサー・モジュール開発・製造・販売までを一貫し、高付加価値でオリジナリティのある製品開発やユーザーニーズに合わせたカスタム製品の設計・開発を行っています。近年は、より付加価値のある製品開発に向けて、センサーデバイスのIC開発においても高度な設計技術が要求されるようになってきています。そのためIC開発の現場では、開発期間を伸ばすことなく全ての検証を実施するために、これまで以上に大規模回路に対応した高速、高精度なSPICEシミュレーションが望まれていました。

シルバコが提供するSmartSpice Proは、独自のFastSPICEアルゴリズムを搭載し、高速かつSPICE精度を保ったシミュレーションが可能です。また、ネットリスト・リダクション・プラットフォームJivaroのテクノロジーを取り込み、寄生RC素子を含む大規模なポストレイアウト・シミュレーションに対しても高速、高精度なシミュレーションを実現しています。

今回コーデンシでは自社のセンサーIC設計に対して様々な評価を行い、その優位性を確認し、SmartSpice Proの導入に至りました。

コーデンシのIC設計部 Senior Managerである福井啓之氏は次のように述べています。「高機能・高付加価値な光センサーを短期間にリリースするために、SmartSpice Proの導入を決めました。導入により、設計効率と設計品質の両面をより高めることが出来たと判断しています。大きく変革していく社会に向けて、新たな光センサーの提案が求められており、そこに向けた開発の加速を感じて興奮しています。」

シルバコのジェネラルマネージャである亀田直人は、次のように述べています。「フォトICや光半導体素子、センサー複合部品において確かな実績と高い技術を誇るコーデンシに、新たにシルバコのFastSPICEシミュレータSmartSpice Proが導入され、大変うれしく思っています。今後もお客様と共に歩み、お客様の課題を解決できるよう、努めてまいります。」

概要:株式会社シルバコ・ジャパン

株式会社シルバコ・ジャパンは、1989年に現在のSilvaco, Inc.の日本支社として設立、1995年に日本法人として登記されました。シルバコ・ジャパンは、日本のTCADおよびEDAソフトウェア業界におけるトップ・カンパニーを目指し、技術サポートと営業の強化、研究開発環境の拡充に全力をあげています。本社を横浜ランドマークタワーに置き、京都オフィスとともに充実したサービスを展開しています。

本件に関してのお問い合わせ:
jppress@silvaco.com