シルバコ、IDW ’20 Best Paper Awardを受賞

横浜発 – 2021年1月20日 – 株式会社シルバコ・ジャパン(以下シルバコ)は、ディスプレイ分野の国際学会であるIDW ’20においてBest Paper Awardを受賞したことを発表しました。

IDW(International Display Workshops)はディスプレイ分野において国内で開催される最大級の国際学会であり、第27回目となるIDW ’20にてシルバコからはTCADアプリケーションエンジニアである安部 勝美が酸化物半導体TFTに関する発表を行いました。TCADシミュレーションにより物理現象を解析し、ディスプレイの発展に貢献する知見を見出したことが高く評価され、Best Paper Awardを受賞しました。

シルバコのTCADソフトウェアは、半導体デバイスの動作をシミュレーションすることで、費用と時間のかかる製造工程での実験を削減できます。世界中の多くのディスプレイ・メーカーにて、LCDやOLEDの設計にシルバコの製品が使用され、その高精度な解析により設計された製品が量産されています。 詳細情報については、Display Technology Solutionをご覧ください。

Best Paper Awardの受賞を記念し、IDW ’20でのプレゼンテーション資料を含む技術情報をIDW特設ページにて公開しています。
(期間限定、資料のダウンロードにはシルバコサポートサイトへの登録が必要です)

受賞論文

AMD1-2
Simulation Study of Dual-Gate Amorphous Oxide Semiconductor Thin-Film Transistors
*Katsumi Abe1, Kazuki Ota1, Takeshi Kuwagaki1
1. Silvaco Japan Co., Ltd. (Japan)

筆頭著者

シルバコのTCADアプリケーションエンジニアである安部 勝美は、メーカーや研究機関において、半導体デバイスやTFTのエンジニア及び研究者として活動し、2016年にシルバコに入社しました。特に近年は酸化物半導体TFTの知見を深めており、シルバコ入社後も筆頭著者として7件、共著者として9件の論文を発表しています。2013年に東京工業大学にて工学博士号を取得しています。

概要:株式会社シルバコ・ジャパン

株式会社シルバコ・ジャパンは、1989年に現在のSilvaco, Inc.の日本支社として設立、1995年に日本法人として登記されました。シルバコ・ジャパンは、日本のTCADおよびEDAソフトウェア業界におけるトップ・カンパニーを目指し、技術サポートと営業の強化、研究開発環境の拡充に全力をあげています。本社を横浜ランドマークタワーに置き、京都オフィスとともに充実したサービスを展開しています。

本件に関してのお問い合わせ:
jppress@silvaco.com