シルバコ、新世代のMIPI I3C® Sensor Connectivity IPを提供

NXP Semiconductorsとの協業に基づき、車載およびIoT向けIPを強化

米国カリフォルニア州サンタクララ発 – 2020年3月30日 –Silvaco, Inc. (以下シルバコ)は、NXP® Semiconductorsとすでに開発で協業していますが、本日、この取り組みに基づき、新世代の半導体知的財産MIPI I3C IPを市場に投入したことを発表しました。これにより、MIPI V1.1仕様に準拠したIPコアの一式をシルバコからお客様に直接提供可能になります。

他のバス接続ソリューションと比較して、メカニカルセンサ、モーションセンサ、生体認証センサ、環境センサを組み合わせたMIPI I3Cインタフェースでは、ピン数の削減やPCBの省スペース化が可能です。

新しい1.1バージョンの重要な機能は、追加バス・レーンの使用により、インタフェース速度を4倍の100MHz近くにまで向上できることです。これは、速度要件が増大する中、将来においても有効な速度です。さらなる速度対応により、グループ・アドレッシング、エラー検出/修復、セカンダリ・リセット、総合フロー・コントロール、外部デバイスの転送終了および新コマンド、コントロールおよび通信機能を含む多くの新機能がともに動作し、以下の多様な新アプリケーションを実現可能となります。

  • 常時稼働イメージセンサ
  • サーバ管理機能
  • アプリケーション通信のデバッグ
  • タッチスクリーン向けコマンドおよび通信
  • センサ・デバイス向けコマンド、コントロールおよびデータ転送
  • パワー・マネジメント
  • メモリ制御

「I3Cの新しいバージョン1.1は、MIPI I3Cおよび車載やIoT市場向けに設計された他のIPにおいて継続しているNXPとの協業に基づいています。この新世代のコントローラにより、4倍高速、低消費電力、省スペースを実現しながら自社のデザインに複数センサを統合可能という、MIPI I3C V1.1の素晴らしい利点をいち早くお客様にお届けします。」 と、シルバコIP DivisionのGeneral ManagerであるJeff Eliasは述べています。

MIPI I3Cの新バージョン1.1は、一部のお客様向けにプレ・リリースしています。正式リリースは、第2四半期の初めを予定しています。

I3Cの新バージョンについては、NXP SemiconductorsのPlatform Architect for Automotive Microcontrollers and ProcessorsであるPaul Kimelman氏によるウェビナー“新しいMIPI Alliance I3C V1.1標準規格とは?”をご覧ください。さらなる詳細およびウェビナーの視聴はこちらをクリックしてください。

概要:Silvaco, Inc.

Silvacoは、EDAツールおよび半導体IPのリーディング・プロバイダです。先端半導体、パワーIC、ディスプレイ、メモリなどのプロセス開発やデバイス設計に使用される製品を提供しています。Silvacoは、これまで30年以上にわたり、お客様の次世代半導体製品開発において、期間短縮とコスト削減に貢献してきました。Silvacoは、世界的に高まるモバイル・インテリジェント・コンピューティングへの要求に応える革新的でスマートなシリコン・ソリューションを提供するテクノロジ・カンパニーです。米カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、北米、ヨーロッパ、日本およびアジアの世界各地に事業拠点を構えています。

本件に関してのお問い合わせ:
jppress@silvaco.com