立命館大学、シルバコACDツールの利用を拡大

横浜発 – 2020年12月2日 – 株式会社シルバコ・ジャパン(以下シルバコ)は、立命館大学(以下立命館)が 理工学部 電子情報工学科のカリキュラムに、シルバコのACD(アナログ・カスタム・デザイン)ツールの利用を拡大することを発表しました。

「エレクトロニクス」「コンピュータ」「情報通信」の3つの分野を柱とした広範な専門領域において教育・研究を実践する立命館の同学科では、電子情報分野において、非常に充実したカリキュラムを備えております。今回は昨今の新型コロナウイルス感染症への対応のために、オンラインで実行可能な回路設計環境がより重要になると考え、シルバコのACDツールの利用を拡大し、オンラインでの環境を構築しました。

今回のACDツールの利用拡大により、早い段階から測定とシミュレーションの両面を実験に用いることで、実験対象に対するより深い論理的考察と将来の研究開発におけるアプローチの理解が期待できます。

立命館が採用するシルバコのACDツールには以下の製品を含んでいます。

  • 回路図エディタ:Gateway
  • 回路シミュレータ:SmartSpice
  • 波形ビューワ:SmartView
  • レイアウトエディタ:Expert
  • DRC/LVS検証:Guardian

立命館の大倉 俊介准教授は、次のように述べています。「今回、With-CORONAの環境において、学生達がオンラインにおいても、これまで同様、あるいはこれまで以上に電子回路への理解を深めるためには低学年からのシミュレーションの活用が不可欠であると判断し、更にシルバコACDツールの利用を進めることにしました。実際の研究開発の現場でも用いられるシルバコ製品を活用することで、学生達の理解度はより深まると考えています。また低学年の間にはLinuxに不慣れな学生もいることから、Windowsをサポートするシルバコ製品は教育現場において非常に有用です。」

シルバコのジェネラルマネージャである亀田 直人は、次のように述べています。「新型コロナウイルス感染拡大により、研究、実験にも影響が出てしまうなか、当社の製品が電子情報分野において優れたカリキュラムを持つ立命館の教育・研究に貢献できることを大変嬉しく思っています。当社の製品を通じて、今後ますます重要となる半導体エレクトロニクスの分野に、多くの学生が新たな一歩を踏み出すことを心待ちにしております。」

概要:株式会社シルバコ・ジャパン

株式会社シルバコ・ジャパンは、1989年に現在のSilvaco, Inc.の日本支社として設立、1995年に日本法人として登記されました。シルバコ・ジャパンは、日本のTCADおよびEDAソフトウェア業界におけるトップ・カンパニーを目指し、技術サポートと営業の強化、研究開発環境の拡充に全力をあげています。本社を横浜ランドマークタワーに置き、京都オフィスとともに充実したサービスを展開しています。

本件に関してのお問い合わせ:
jppress@silvaco.com