IC Microsystemsとシルバコ、カスタム設計フローでのOpenAccess iPDKサポートで提携

米国カリフォルニア州サンタクララ発 ― 2016年5月31日 – アナログおよびミックスド・シグナルICを専門とするファブレス半導体サプライヤのIC Microsystemsと、EDAソフトウェアのリーディング・サプライヤであるSilvaco, Inc.(以下「シルバコ」)は、本日、OpenAccess(OA)ベースの相互運用可能なプロセス・デザイン・キット(iPDK)をサポートするためのパートナーシップを開始すると発表しました。iPDKは、先日シルバコのカスタムIC設計ツール・ポートフォリオに加わりました。

iPDKは、一つのプロセス・デザイン・キットで複数のOpenAccess対応ツールへのアクセスと相互運用が可能となるため、採用が広がっています。これはサポートコストの大幅な削減、ユーザに対するツール選択肢の増加、信頼でき生産準備の整ったデザイン・キットを持つ新しいプロセスの早期採用をもたらします。Gatewayスケマティック・キャプチャやExpertレイアウト・エディタなど、シルバコ・カスタム設計ツールがOpenAccess iPDKをサポートしたことにより、複数のベンダ間での設計移行がさらに容易になります。

「iPDKを利用したツールの相互運用により、当社の設計を新しいファウンドリ・プロセスにすばやく移行できます」とIC Microsystemsの最高経営責任者、Abdul Rashid氏は述べています。「シルバコのカスタム設計ツールの長年のユーザとして、IoTや高度なアナログ設計を行う当社の開発フローにおけるOpenAccess iPDKの利点を高く評価しています。」

「当社ファウンドリ・パートナーのiPDKサポートは、特にIoTに利用する半導体プロセスで順調に広がっています」とシルバコの最高経営責任者、Dave Duttonは述べています。「シルバコのカスタム設計ツールは、これらのプロセス・ノードに最適です。これらの製品を開発する企業は、ファウンドリが提供するiPDKを利用してすばやく設計を強化できます。」

概要:IC MICROSYSTEMS

IC Microsystems (www.icmic.com) は、サイバージャヤを拠点とするマレーシアのリーディングIC(集積回路)設計企業です。マルチメディア・スーパーコリドー(MSC)の中にあり、全世界の顧客にコストと技術において優れた、実績ある製品を提供しています。2010年、マレーシアの「革新的中小企業最優秀賞」を受賞。製品ポートフォリオには、DAコンバータICや固定電話ICといったワールドクラスのミックスド・シグナルICがあります。またRF ICも開発しました。システム用途では、太陽電池アプリケーションや、精密農業に向けた無線センサーネットワーク(WSN)の先端技術を所有します。

詳細については、Radzi M. Noorまで電話+603 8319 1919またはメールradzi@icmic.comでお問い合わせください。

概要:Silvaco, Inc.

Silvaco, Inc.は、TCAD、EDAソフトウェアのリーディング・プロバイダです。プロセス/デバイス・シミュレータや、アナログ/ミックスド・シグナルIC、パワーIC、メモリなどの設計自動化ツールを提供しています。また、Silvacoは、TCADからサインオフまでの完全な開発設計フローをカバーする製品ラインナップを半導体企業に提供します。ディスプレイ、パワー・エレクトロニクス、光学デバイス向けシミュレーションや、放射線の影響やソフトエラーに対する信頼性検証、先端CMOSプロセスやIP開発向けシミュレーションなど、幅広い用途に対応できるさまざまな製品を取り扱っています。Silvacoはこれまで30年以上にわたり、お客様がコストを削減して市場投入までの時間を最短化し、競争力のある製品を開発することに貢献してきました。Silvacoは米カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、北米、ヨーロッパ、日本を含むアジア各地に事業拠点を構えており、今後も世界中のお客様に優れた製品とサポートを提供してまいります。

本件に関してのお問い合わせ:
jppress@silvaco.com