Jivaro Pro – 寄生リダクション
寄生リダクションによるSPICEシミュレーションの高速化
Jivaro Proは、寄生ネットワークの削減によるシミュレーション時間の短縮に特化した独自のスタンドアローンソリューションです。Jivaro Proの高いリダクション率は、シミュレーション時間を数日から数時間にまで劇的に短縮することが証明されています。
Jivaro Proのご紹介(英語)
Jivaro ProによるSPICEの高速化

世界の主要なIDMおよびファブレス企業がJivaro Proを採用し、65nmから5nmまでのテクノロジノードにおける寄生素子リダクションの課題に取り組んでいます。Jivaro Proは、使用する抽出ツールやシミュレーションツールに依存することなく、あらゆる設計フローに直接プラグインすることができます。フローや設計の種類、課題に完全に適応することができ、あらゆるケースに単一のソリューションを提供することができます。
Jivaro Proは、使いやすさを追求し、デザインに合わせた自動モード機能を備えています。また、30種類以上のパラメーターを調整することができ、スピードや結果の精度を幅広くコントロールすることが可能です。
Jivaro Proは、特許取得済みの数学的アプローチを適用してModel Order Reduction(MOR)を実行し、寄生の複雑さを軽減し、さらにはアクティブデバイスの数を減らすことができます。ルールベースの手法とは対照的に、Jivaro Proでは、設計者が精度と削減のトレードオフを行い、ユーザーがその効果をコントロールすることができます。
利点
- ポストレイアウトSPICEシミュレーションを最大15倍高速化
- 既存のフローへの容易なプラグアンドプレイ
- 最大規模のシミュレーションや従来不可能だったシミュレーションの実行が可能
- シミュレーションに電源ネットやメタルフィルを含めることで、より精度の高いシミュレーションが可能
- 目的に合わせてカスタマイズ可能な寄生素子リダクション・ストラテジー
- より多くのシミュレーションによるカバレッジの拡大
- 計算リソース(CPUとメモリの構成など)の最小化
おもな特長
- R、RC、RCC、RLC、RLCK、コントロールソースに対応
- DSPF、SPEF、SPICE3、HSPICE®、SPECTRE®、Calibre® View、OAデータベースのサポート
- 温度依存の寄生ネットワークとマルチコーナー抽出ネットリストをリダクション可能
- 階層内のネット、サブサーキット、パスに対して選択的にリダクションを適用可能
- 直感的なGUIによる設定・解析が可能
- 主要なEDAツールに対応