2021 Baseline機能紹介
2021 Baselineソフトウェアが以下よりダウンロード可能になりました。
ソフトウェア・ダウンロード
本リリースには、新製品をはじめ、数多くの新機能追加、品質の向上、およびユーザ・インタフェースの改善が含まれています。
以下に2021 Baselineの主な追加機能をご紹介します。
(ソフトウェアのリクエストやインストール方法については、こちらのページをご覧ください。)
Analog/Mixed-Signal Simulation and SPICE Device Modeling
SmartSpice
- パフォーマンスとキャパシティの向上:最大4倍の高速化と9倍のメモリ削減
- SmartSpice RFの改善:周期的な定常状態と位相ノイズのフローを刷新
- 新しいGUIテクノロジ:より速く、より安定した操作性
SmartView
- カスタマイズ可能なデータ・ブラウザ用フィルタ
- シングル・ポイント・データ用プロット (.OP, .DC, .MEAS)の強化
- Redo/Undoの履歴管理ウィンドウ
- tr0波形のサポート強化
Utmost IV
- データ整合性チェック機能
- 最適化モジュールにおいてattribute値でデバイスをソートするモードの追加
- プロジェクト名によるデータベースのフィルタリング機能
- ファイル・モードでのデータ読み込みエラーの詳細表示
- ACおよびノイズ・データセットの新しいderiv関数
Gateway
- OpenAccessおよびiPDKのサポート
- シンボルとスケマティックの両方で、セルごとに複数のビューをサポート
- SmartLVSとの統合
- Calibre LVSとの統合
SmartDesign(新製品)
- GatewayのDevice Explorer機能
- パラメータ変更に対する電気的応答をダイナミックに可視化
- SmartView Proの機能統合
- カスタムおよび内蔵式のカルキュレータ
- Axis-break機能による複数領域のズーム
- トレース・スムーサ
- サードパーティ・アプリケーションへの波形データのドラッグ&ドロップ
Custom IC CAD
Expert
- OpenAccess、PyCells、iPDKのサポート
- Advanced VIAサポート
- SmartDRC/LVS/RDEとの統合
- DXFインポート/エクスポートのサポート
注意事項 : GDSIIの入出力メニューが変更
- GDSII入力 : [ファイル]->[インポート]
- GDSII出力 : [ファイル]->[エクスポート]
SmartDRC(新製品)
- ハイパフォーマンスな物理検証
- 包括的なルール言語
- スタンドアロンでの実行、およびExpertとの統合
SmartLVS(新製品)
- ハイパフォーマンスなレイアウト vs 回路図、レイアウト vs レイアウトの比較
- スタンドアロンでの実行、およびExpert/Gatewayとの統合
SmartRDE(新製品)
- フィジカル検証のための包括的で直感的な実行・デバッグ環境
- ウェイバ・システム対応
- スタンドアロンでの実行、およびExpert/Gatewayとの統合
SiCure(新製品)
- IRドロップ解析(シミュレーション・ベース、マルチモード)
- 熱解析(シミュレーションベース、マルチモード)
- 等抵抗マップ解析
- ポイント・ツー・ポイント抵抗計算機(マルチモード)
Parasitic Extraction
Hipex-FS
- フィールド・ソルバとルール・ベースのアプローチを統合したGUI環境
- FEMとBEM両方のフィールド・ソルバの統合
- 独自の領域分割技術を用いた構造解析とフィールド解析のマルチ・プロセッシング
TCAD
Victory Process
- 高度に設定可能な応力境界条件
- 経験的なシリサイド化モデル
- モンテカルロ・イオン注入のためのオープンな物理パラメータ
- 物理的エピタキシ・モデル
- テーブル・ベースの活性化モデル
Victory Mesh
- offsetコマンドにより、インタフェース表面の複製、オフセット操作が可能(二次元)。これを利用して、非構造メッシュ生成の一部にセミコンフォーマルなメッシュ領域を配置可能
- path/followコマンドの組み合わせにより、ソリッド・モデリング・デバイスの中に、複雑な形状を挿入可能
- Delaunayメッシュ生成で周期境界をサポート
Victory Device
- Amphoteric欠陥
- 量子井戸に対するCapture-escapeモデル
- SONOSモデル
- シリコンのひずみ依存性状態密度モデル
TCADについては以下のSimulation Standard(英語)により詳しい更新内容を 記載していますので合わせてご確認ください。
Simulation Standard